先日、メンタルの講義で、面白い講義を聴きました。
山口 純子先生の「身体とメンタルシステム」という授業である。サブタイトルは 「ストレスと骨のゆがみのしくみ」。これが、いろいろと勉強になった。話があっちこっちに飛ぶので(視覚優先の人の特徴である)、聞きづらいところはあったのだけれど、先生の体の理論がとても面白い。
先生によると、カイロに来る患者さんを観察していると、1)ストレスが原因で骨がゆがむタイプと、2)他の原因(例えば、うちみや寝違え)で骨がゆがむタイプの2つに分けられ(こちらが正当派である)、ストレス性のゆがみには、カイロは効果があっても短期的な効果に限定されてしまうとのこと(確かにその場で、効果があってもすぐに症状がぶり返すそうである)。治療院としては、お客さんが定期的に来てくれた方が経営的に安定するけれど(笑)、なんでこんなことになるのか?と不思議に思ったそうだ。
メンタルの卒業生なので、そのあたりを心理的な側面から検討したところ、「自分の感じ方を変えようとすると、それが原因となって骨がゆがんでしまうらしい」と言うところに行き着いたそうである。
このストレス性のゆがみは、骨をゆがませて、痛みをあえて感じさせることで、その人に「あなたはストレス状態ですよ」というのをわからせるようにしているとのこと。体からの直接的なメッセージとして、「そういう事はしないように、今の生活を変えなさい!」という警告として捉えるのが正しいらしい。
そして、そのストレスを取り去ると、あっという間に症状は治まるのが特徴のようです。これを下手に治療してしまうと、体はそれぐらいの警告ではわかってくれないんだなと、更なる強い痛みを用意してくるようです(笑)。なので、カイロプラクティックの効果が限定されてしまったり、更なる痛みを呼ぶらしい。なるほど、ストレスが体に影響を与えて、明らかに心身症レベルまでいく例と言えるかも。人間の体って、不思議だなぁ。
そして、このストレスというのも、いろいろと種類はありますが、基本的に自分の考え方にすごく影響を受けるわけです。例えば、何か嫌なことがあったら、その場でめちゃくちゃ怒ったり、泣いたり、物にあたったりして、自分の感情ストレートに出して発散させれば特にストレスを感じることはないのだけれど、まあ普通そういう風に処理すると、社会人としてはやっていけないわけです(笑)。
なのでそのうち、そういうことで怒ったりするのは、みっともないから怒らないようにしようとか、自分が我慢すれば、問題は大事にならない・・とか、そういう考え方はいけない、そういう風に思ってはだめだ!という風に、聞き分けの良い(分別のある)大人になっていきます。
しかしそういう風に聞き分けの良い大人になっても、人間は基本的に動物ですから、そんな人にはなれなくて、それが原因でストレスを感じるようになり、体がそのストレスに対して、「あんたそんな聞き分けの良い人間になるんでないよ(笑)」という忠告を発してくれるということらしい。
心理学を勉強すると、こういう風に思ってはダメだ!というふうな事をたくさん気がつくので、自分の感じ方を変えようと努力している人もたくさんいると思うのだけれど(その努力は素晴らしいことですが)、それをすればするほど、体に悪影響が出るという話です。いやはや、すごいすごい。
山口先生のブログには、講演で話された内容が連作で載っています。興味のある人は覗いてみると良いと思います。
この講義は、本当に面白かったなぁ。今度先生の単独講義にも参加してみようっと。
最近のコメント